依存症について⑦行為依存(4)-食の依存―拒食症・過食症

2024年6月29日

「食の依存」とは?

同じ食べ物を過度に好んだり、食べることばかり気になっていたり過食後、食べた後の罪悪感や恥ずかしさといった感情がわいてしまうことや

逆に全く食べることに興味がなく、恐怖心さえおこる

など食について過度に敏感になること

 

「拒食症とか過食症」とは?

「拒食症」は、食欲を抑えて食事を極端に制限することによって体重が過度に減っていくことに達成感や幸福感を得たり、自分は太っていると思い少しでも口に食べ物を入れると罪悪感や後悔におちいり自己嫌悪になること

醜い自分になりたくない(大人になりたくない・母親のようになりたくない)などの恐怖感などなど…

 

「過食症」は、いつも食べることばかり考えていたり、何か嫌なこと(ストレス)があると食べ物で紛らわしたり、過食している間は嫌なことを忘れられると感じるなどなど…

 

もう少し細かく分類すると

「過食嘔吐」

過食して始めは罪悪感から後悔におちいり、食べたものを吐いてしまうこと

「嘔吐後症候群」

下剤や利尿剤などで飲食の後に排をして体重を減らしたり、体重を増やさないようにすること

 

彩雅の場合は、非嘔吐型の過食症と嘔吐後症候群です

何回も吐くことを試しましたが、胸が痛くて吐けませんでした

そのため、利尿剤や下剤に依存してます

それに加え今年に入って軽い拒食症にもなり

食べ物を受けつけない、食べ物を食べると不快感や罪悪感を感じ物が喉を通らないことがありました

原因はダイエットとストレス等

 

「過食症」や「拒食症」は「摂食障害」という障害です

発症する理由は様々です

・最初はダイエット目的だった

・食べるとストレス発散になる

・母親や家族の確執

・友だちや好きな人からの発言

他にもたくさんの要因があります

 

これらをピックアップして

もう少し細かく話しますね

 

「ダイエット目的」

・太ったね!と言われた

・体重が減ったら褒められた

・人と比べられた

・メディアや美意識の影響

「ストレス発散」

・嫌なこと(ストレス)を食べることで発散

・満たされない空虚感

「その他」

・親のようになりたくない

・大人になりたくない

・遺伝的なもの

・コントロール欲求の強さ

・自己評価の低さ

・完全主義

などですかね

 

では、「拒食症」が進むとどうなるか?

拒食症が進行すると、身体的、精神的、社会的な健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります

・身体的な健康への影響には、拒食症による栄養不足や食事制限が続くと、体重が極端に低下し、栄養失調や体力の低下、生理異常、歯が溶ける、骨粗鬆症、心臓の問題などの身体的な合併症が起こる可能性があります

・精神的な健康への影響には、自尊心の低下、不安、うつ症状、自己嫌悪、自己否定などの精神的な問題を引き起こす可能性があります

拒食症による食事制限や体重への異常な執着が、精神的な健康に大きな負担をかけることがあります。

・社会的な影響には拒食症による食事制限や体重への異常なこだわりが、社会的な関係や日常生活に支障をきたす可能性があります

家族や友人との関係が悪化し、学業や職場でのパフォーマンスが低下することも考えられます

 

では、「過食症」が進むとどうなるか?

身体的な健康への影響には、過食症による過剰な摂食や食べ過ぎが続くと、体重が増加し、肥満や肥満に伴う合併症(高血圧、高コレステロール、糖尿病など)のリスクが高まる可能性があります

精神的な健康への影響には、罪悪感、恥ずかしさ、自己嫌悪、不安、うつ症状などの精神的な問題を引き起こす可能性があります

社会的な影響には、「拒食症」と似た影響があります

 

「その他」の要因の中に

・母親のようになりたくない

・大人になりたくない

と、書きましたが身体や精神的に無意識にそれらの理由で発症する場合もあります

 

「拒食症」の頭の中はどうなっているか?

食べることへの恐怖やコントロール欲、自己評価の低さ、体型や体重への過度なこだわりや自己価値を体型や体重に依存させる傾向もあり、食事をコントロールすることで自己価値を高めようとする場合もあります

「過食症」の頭の中はどうなっているのか?

食べ過ぎる行動に対する罪悪感や自己嫌悪、食べることによる感情やコントロールを失う恐怖などが含まれています

過食症の方は、過度なストレスや不安などの精神的な問題を抱えていることが多く、食べ過ぎることで感情を抑えようとする

食べることによる快楽を求める場合もあり、食事を通じて自己の感情を満たそうとすることがあります

さて、

ずらずらと書いてきましたが

「摂食障害」を放置しないで!!

「摂食障害」の治療

摂食障害の治療は、個々の状況や症状に応じて様々なアプローチがあるのですが、一般的には、医師、心理療法士、栄養士などの専門家がチームが組んでおこなくこともあります

・医学的治療→身体的な健康状態を改善するために、栄養補助や薬物療法が行われることがあります

栄養士や医師と協力して、体重や栄養バランスを適切に管理することが重要です

・心理療法→摂食障害の背後にある心理的な問題やトラウマを扱うために、認知行動療法(CBT)、精神療法、家族療法などの心理療法が行われることがあります

自己肯定感や自己受容感を高めることが重要です

・栄養指導→栄養士による食事管理や健康的な食生活の指導が行われることがあります

適切な栄養摂取を促すことで身体的な健康を維持し、食事に対する健康的な関係を築くことが重要です

・サポートグループ→摂食障害を抱える人々が集まるサポートグループやカウンセリングセッションに参加することで、他者とのつながりを深めることができます

同じような経験を共有することで支え合うことができます

 

長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます( ᵕᴗᵕ )

 

根が深くなると、治療が長くなることもあります

エスカレートする前に早めの対処を!!