自己愛性パーソナリティ障害―自分のこと好き?嫌い?―

自尊心とは

自尊心とは、自分自身に対する評価や感情のことを指します

自尊心が高い人は、自分自身を肯定的に評価し、自分に自信を持っている傾向があります

一方、自尊心が低い人は、自分自身を否定的に評価し、自信を持ちにくい傾向があります

自尊心は、自己認識や自己受容、自己評価などに関連しており、個人の心理的健康や幸福感にも影響を与え、自尊心が高い人は、ストレスに強く、健康的な人間関係を築くことができるとされています

自尊心は、子ども時代や若年期に形成されることが多く、家庭環境や学校環境などが影響を与えるとされています

「自己愛性パーソナリティ障害」はそんな自尊心が強いことが特徴です

しかし、いつも周りの評価ばかり気にしてるけどその評価が低いことや批判に対して弱くうつ状態になることもあります

先のことなど考えず今が良ければいいと考えたり、努力は意味がないと思っているのに結果がよければいいと考えています

では、なぜ考え方が偏ってしまったか?それは自己肯定感などの内面の強さを育てられてこなかったためだと考えられます

幼少期などに、出来のいいときにしか評価を貰えないことで、条件付きのような愛に「出来が良くないと愛されない」と感じてしまいます

自尊心を強く持つのも自信のない自分を守っているからでしょう

そのためか、他者との関係において問題を引き起こすことがあり、自己中心的であり、他者の感情やニーズを無視したり軽視したりする傾向があります

他者を利用したり、傷つけたりすることもあり、また批判や否定に敏感であり、自分の欠点や過ちを受け入れることが難しい傾向があります

自己愛性パーソナリティ障害の人は、周囲からの批判や指摘を受けると馬鹿にされた・見下されたと感じキレることもあります

大声を出したり、暴力を振るうこともあります

その後、凹みうつ状態になることも多々あります

そして、引きこもるなどの行動をおこすこともあります

自己愛性パーソナリティ障害は、心理療法や薬物療法などの治療法がありますが、治療が難しいとされてますが、ゆっくりゆっくり治療を試みましょう

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