私と恋【2】思春期の恋

2024年7月29日

私が中学生の頃の話です

私は小学5年生からあるスパルタ塾に通っていました
廊下で走ったり、小さなルールを破るとドラムスティックでお尻を叩かれました
成績の順位が下がると、その下がった数だけ竹刀で叩かれました
例えば、成績が30下がれば30回叩かれるのですが殴る方も大変なもので、竹刀10発は木刀一発に変更になります
竹刀も木刀もかなりの痛みでした
ルール的には何枚もパンツやズボンを何枚はいてきても良かった

ただし、お尻に本を入れたり物を入れるのは禁止されてたが内緒で本を入れて成績が下がった日は塾に通っていました

その塾は夏は岐阜だったかな?山のキャンプ場で合宿があったのです

スケジュール的には午前午後勉強!

もし勉強中に眠たくて寝てしまうと、隣接してあるプールに落とされた

凄い塾ですよね

今なら大問題でしょうか

そして今もその塾はあるのかな……


最終日に塾生のレクリエーション発表があったのです

塾生による踊ったり、歌ったり、演奏したりのステージ内容でした

私、ここで恋に落ちてしまったんですね

中学3年生のY先輩に

この最終日のレクリエーションのトップバッターがY先輩でした

当時流行っていたドラマの主題歌でもあった歌を歌ったのすが……
酷かった、音痴すぎて周りの塾生や先生たちは大笑いだった
でも、私はY先輩の堂々たる歌いっぷりに一目惚れしてしまった!


なぜこんな下手なのに堂々と歌えるのだろう……と尊敬もしてました

合宿が終わり、夏休みが終わりました
私は、先輩の情報が欲しくて数人の女の子に相談しました

そしたらですよ!

新学期、休み時間になると三年生の生徒たちが私のクラスに集まってきたのです
何事かと思ったら、私を見にきているようでどういうことか聞いたら
Y先輩を好きな子がいるとい噂が広まってしまって私を見に来たんですよね
3年生に、
「あいつはか変人だからよしな!」
と、注意もされたりもした

でもそのお陰で先輩の誕生日や血液型、好きな食べ物などなどや彼女がいないことも知ることができました

嬉しかった


まあ、束の間に私は振られとんですけどね
三年生の先輩から
「デブは嫌い」
と、伝言が回ってきたのですよ

ショックだったけどそう簡単には諦めきれなくて片思いを2年近くしてたのかな

塾で先輩に会うのが嬉しかったし、楽しかった
塾が終わると、友だちと先輩の家まで行った

もう怖い人ですよね(ストーカー気質?)


バレンタインデーにはY先輩を待ち伏せ手作りのチョコも渡しました
受け取って貰えた
卒業式には、友だちの協力もあり第二ボタンも貰えました

私がY先輩が好きなことは塾長の耳にも入っており、冗談まじりに
「あいつはやめとけ!あいつはキンばぁとつきあっているぞ!」
と、言われました
キンばぁとは、先輩が放課後に必ず通っているキンダーランドというおもちゃ屋さんのおばぁさんのことです

もうね、そんなことはどうでも良くなってて

先輩が卒業してからも私は山元先輩に片思いしてたんです
たまに塾に顔出しし、会えた時にはとても嬉しくて癒されてました


そして、私の受験のときにはY先輩から合格祈願のお守りを貰っいました
なかなか会えなかった先輩から気にかけてくれたそのことに感謝でした

今頃何してるのかなあ